最近つくった実用アプリ 5分・実演
AIで「こういうのあったらいいな」が、自分で作れる時代。最近よく使っているものを3つ見せます。
Re:TubeYouTube の「知識棚」
- 見た動画が、自分専用のライブラリに並ぶ
- 短い要約・詳しい要約が自動で出る(字幕がある動画)
- 自分のメモも残せて、Obsidian に送れる
Codex Canvas自作の Codex 画面
- Codex の会話を、1画面に並べて同時に進める
- テーマ(カラフル・クラシック・ダーク)や、見やすい表示
- Claude Code のいいところを入れた
Lion Desk自分用のダッシュボード
- セッション・動いている作業・使用量を1画面で
- 見た目も、自分がいちばん好きなデザインに
ほかにもつくったもの:
- 栞 読む目的と感想を残す読書アプリ
- ことばパレット Mac の辞書登録・絵文字をすぐ呼び出す
- Brain・note 保存 記事をワンクリックで Obsidian へ
- SEIKYUSYO QUEST RPG 風の請求書管理
- 腕時計の音声メモ 話して録音するだけで、Notion・Obsidian に自動で振り分け
どれも、まず「自分が困ってたこと」から作りました。
使っているうちに「これ欲しい人、多いやろな」と思うものになっていく。ここが今夜いちばん伝えたいことです。
アプリ作りのコツ 5分
今日の昼の配信と、これまでの勉強会で話してきたことをまとめると6つ。1〜3は「何を作るか」、4〜6は「作り方と確かめ方」です。

自分が「いちばんのお客さん」になれるものを作る
自分で毎日使うものは、使うたびに「もっとこうしたい」が出てきます。だから勝手に改良が進んで、どんどんいい製品になる。アップデートも続くので、売るときも強い。
(今日の昼の配信)
「何が売れるか」より「使って役に立ったもの」
ここでいう「欲しい」は、趣味の「好き」ではなく、自分の困りごとが解決したもののこと。自分の悩みを解決できたものは、同じ悩みの人の役にも立ちます。
自分が欲しいものは、他の人も欲しい。そんなに高くなかったら、自分で作れても時短で買っちゃった方が早いってこともある。(今日の昼の配信)
作る前に「なぜ必要か」を1行で
今あるツール(Notion など)で足りるなら、作らなくていい。「何が不満で、何のために要るか」から逆算すると、作る機能が決まります。
「全部入り」より、自分専用で小さく
公式アプリは、みんなのために機能が盛り盛り。自分に必要な分だけなら、余計な機能に迷わず、動作も軽く感じることが多い。最初はいちばん困っていること1つだけを解決する最小版にして、使いながら足していけばOK。
「誰が使うか」を AI に伝える
自分用か、販売用かで作りが変わります(たとえば Mac と Windows の両方で動くか)。伝えないと「自分が使うだけ」の作りになりがち。まず自分用で作って、売るときに伝え直せば大丈夫です。(ゆる配信㉓)
「いいかどうか」は自分で決めず、見せて確かめる
自分では微妙と思っても、見せたら欲しがられることはよくあります。逆に、自分には便利でも買う人とずれていることもある。どちらも、見せれば分かります。ログインが必要などで本物を見せにくいときは、「みんなに見てもらうためのデモ版をサクッと作って(本物のデータやパスワードは入れずに)」と AI に頼めば、たいてい足ります。
今年の1月末、Obsidian セミナーの続編 note を専用アプリ付きで販売したら、初動で約20万円になりました。すぐ使える道具が付いていると、買う理由が伝わりやすいと感じています。
人の本・音声・講座の中身をスキルやアプリにまとめて売るのは、やめておきましょう。昼の配信では「自分で使うだけなら多分大丈夫」と話しましたが、録音や取り込みを規約で禁止しているサービスもあります。使う前に、各自で規約を確かめてください。本や講座の音声を取り込んで、スキルに作り変えるための道具を売るのも、グレーだと思っています。
売りたくなったら、その前に相談してください。
アイデアが見つかる5つの視点 3分
昼の配信では、アイデアのきっかけを「不便やな」「もったいないな」「めんどくさいな」と話しました。これを、もう少し具体的な5つの目に広げると、こうなります。自分の毎日を見直してみてください。

自分に聞いてみる5つの質問
- 最近、「せっかく〜したのに」と思ったことは?見た・読んだ・聞いたのに、何も残っていないもの
- 毎日使っているツールで「ここが惜しい」は?あと1つ機能があれば、のところ
- 見た目が好きじゃなくて、使わなくなったものは?自分好みにすれば、また使うかも
- 2つのアプリの間で、コピペしていることは?つなげれば、手作業が消える
- 毎週、同じ手順でくり返している作業は?手順が決まっているものほど、自動にしやすい
もう1つの近道は、人が作ったものを見ること。X などで「これいいな」と思ったら、「じゃあ、もっとこうしたら自分は欲しい」まで考えると、それが自分のアイデアになります。
作るのは AI ができるようになりました。だから価値が上がったのはアイデアの方。思いつきはすぐ忘れるので、メモする仕組みを先に作っておくのがおすすめです(僕は腕時計に話しかけたメモが、自動で Notion か Obsidian に振り分けられるようにしています)。
判断の軸は2つ。① 自分の悩みを解決するか、② たくさんの人が持っている悩みか。ネットで広く売るなら、ニッチなツールより「みんなが欲しいツール」の方が、買ってくれる人が増えます。身近な仕事の人に向けてなら、ピンポイントな面倒を解決するツールでも、とても喜ばれます。
みんなでアイデア会議の進め方 2分
アイデアは、1行で出すのがコツ。チャットに、この形で投げてください。
作り始めるときのプロンプト
まず新しい空のフォルダを作り、そこで Claude Code か Codex を開いてから貼ってください。( )の中は自分の言葉に書きかえます。
自分用の小さなアプリを作りたいです。 ・困っていること:(例:読んだ本の感想を、あとで見返せない) ・今はこうしている:(例:スマホのメモにばらばらに書いている) ・できたらうれしいこと:(例:本のタイトルと感想が一覧で残って、検索できる) 進め方のお願い: ・いきなり作らず、まず私に質問を3つしてください(誰が使うか・毎日どう使うか・最初に必要な機能)。 ・最初は「いちばん大事な機能1つだけ」の最小版にしてください。 ・このフォルダの中だけで作ってください。自分のパソコンの中だけで動く形にしてください(ネットには公開しない)。 ・有料のサービスや API キーが必要になるときは、作る前に教えてください。 ・パスワードや個人情報は、外に送らないでください。 ・できたら、起動のしかたを初心者にも分かるように教えてください。
作ったものは、画面のスクショや短い動画でどんどん共有してください。使ってみた感想が集まると、もっと良くなります。
「これ、欲しい人多いかも」というものができたら、僕からも紹介できますし、販売の形を一緒に考えます。実際に、会員さんと一緒に作ったツールも販売の準備を進めています。
今夜のゴール、3つだけ
- 「自分が困っていること」を 1行のアイデアにして、チャットに出す
- そのアイデアの 最初の1機能 を決める
- 数日で形にして、自分で使ってみる(できたら共有)
このあとは、みんなでアイデア会議。思いつきレベルで大丈夫です。今夜アイデアさえ出れば、あとは2、3日で形にできると思います。